メタバース時代のファッションコンテスト「アバターアワード 2021」応募総数152点から最優秀賞が決定!

一般社団法人 VRMコンソーシアムは、メタバース上での自己の分身を審査・表彰する『アバターアワード 2021』の授賞式をニコニコ生放送にて開催しました。応募総数152作品から最終ノミネート12作品を選出し、各賞の受賞者も発表しました。

第2回「アバターアワード2021」受賞結果

第2回の開催を迎えた『アバターアワード 2021』は、前年に続き多様な分野の第一線で活躍する豪華クリエイター陣が審査員に名を連ねました。

ファッション業界からは、世界的ブランド”KEITA MARUYAMA”を手掛けるファッションデザイナー 丸山敬太氏と人気ファッション・クリエイティブ・ディレクター 軍地彩弓氏。コンテンツ産業からは、ソードアート・オンラインなどを生み出した編集者 三木一馬氏、人気イラストレーター 藤ちょこ氏、VTuberのキャラクターデザインなど幅広く活躍する LAM氏が参画しました。

エントリー作品は152点にのぼり、最優秀賞に”Nuibari”。優秀賞に”REMAKE_AEGIS”、”金魚姫”、”MC_darkside”、”公衆衛生局管理 AI 覩鐘-トガネ”、”冥界の使いイザベラーダ”が選出しました。

なお最終ノミネート作品12体は、メタバースコミュニケーションサービス「バーチャルキャスト」の特設展示会場で来年1月末まで展示し、VRユーザーなら誰でも作品を鑑賞できます。

最優秀賞「Nuibari」(メシエナンバー氏)

【審査員コメント】

・アバターらしくないファンシーなキャラ。パッチワークのぬいぐるみ風なデザインに、ひとつひとつ柄を組み合わせて、ディテールまでこだわっているところがよかったです。(軍地)

・キャットウォークに出てきた瞬間から「おや、違うぞ。なんだろこれ」というフックがあり、色のバランスやアバターに込めている思いなどがトータルで群を抜いていました。可愛いさの中に毒も含んでいる魅力的なアバターです。(丸山)

・カラフルで目を惹かれるアバターです!たくさんの色を使っていますが、絶妙なバランス感覚で綺麗にまとまっています。腰回りの綿がスカートのフリルのようにも見えて可愛らしいなと思いました!ただ可愛いだけじゃなく、ちょっとした毒を感じる部分があるのもいいですね。(藤ちょこ)

・配色のセンスが素敵。細かな衣装のこだわりと、デフォルメされた等身がとてもキュートです。モデルの出来が群を抜いてクオリティが高いなと思いました。(LAM)

優秀賞「REMAKE_AEGIS」(REIRO_MCno151 VBC CLI 氏)

【審査員コメント】

・頭部にある、ゲームのラスボスと戦うステージみたいな飾りが面白い。第二体型まであるボスからの全方位攻撃を前転や横転で交わしながら攻撃しないと勝てなそう!そういう妄想をすごく刺激されるというか、ヴァーチャルアバターならではのモデリングなのがいいなと思いました。(三木)

・脈々と受け継がれてきたものが自然にこういうところででるのが面白いです。(丸山)

・独創的なデザインがすばらしいです!現実ではまず再現できないような髪型がバーチャルならではで面白いですし、髪の揺れ方も美しく、こだわりを感じました。スラリとした立ち姿も素敵です。(藤ちょこ)

優秀賞「金魚姫」(猫面のタマ吉氏)

【審査員コメント】

・金魚のアバターなんて、物理を超えた発想に拍手!しかし、歩かせてみるとバタバタと美しくない。もう少し浮遊するような動きを期待していました。(軍地)

・人魚をオリエンタルテイストで表現した金魚マーメイドは凄く新鮮です。尾ひれがヒラヒラと宙を舞うキャットウォークなど、現実でやりたくてもできないシチュエーションをいとも簡単にできてしまって羨ましいです。(丸山)

・どのような姿にもなれるバーチャルの多様性、可能性を示したデザインです。魚のように泳いでみたい、鳥のように飛んでみたい、そんな人間の根源にある憧れを叶えてくれるような素敵なアバターだと思いました。(LAM)

優秀賞「MC_darkside」(REIRO_MCno151 VBC CLI 氏)

【審査員コメント】

・デザインのぶっ飛び方がいかしている。イギリスのデザイナー、ガレス・ピューみたいな奇想天外なデザイン。後背のデザインが現代アートみたいで面白い!(軍地)

・ぱっと見で見たこともないシルエット、シェーダーの色をしており、ユニーク。造形のセンスに非凡なものを感じました(LAM)

優秀賞「公衆衛生局管理 AI 覩鐘-トガネ」(外交官ユキ氏)

【審査員コメント】

・とにかくかっこいいです…!小物の細部までこだわりぬくことで実在感が出ていて、このアバターを起点に世界観が広がっていくよ
うなデザインだと感じました。無彩色の中でリズミカルに配置された黄色が心地よいです!(藤ちょこ)

・機械化された足やパンキッシュなファッションがカッコいい、刺激的なデザイン。「私はこれが好きなんだ」というクリエイターの意思を強く感じ、アバターデザインとして魅力を感じました。(LAM)

優秀賞「冥界の使いイザベラーダ」(カスタムキャット五姉妹と飼い主氏)

【審査員コメント】

・幻想的なモチーフを重ねた、アバターらしくないところがよかった。羊の角や骸骨のような羽根、ベルトにつけた本?などひとつひとつのモチーフに物語がありそうです。(軍地)

・ディテール一つ一つの詰めが凄く、襟元に付けている付襟のようなアクセサリも凝っていますし、バックスタイルのカッコよさに痺れました。(丸山)

最終ノミネート作品一覧

・「春野まじこ」(渡辺秋穂氏)
・「音無むおん」(バーチャルしろくま氏)
・「バーチャル美少女ねむ」(バーチャル美少女ねむ氏)
・「白紙」(白氣凪氏)
・「タムスト人 TEKA」(タムスト人 TEKA 氏)
・「kuwalero .」(kowareul / 佐久本氏)

※アバターアワード全応募作品については、Twitter のハッシュタグ検索「#AvatarAward2021」からご覧いただけます。

「アバターアワード2021」 開催概要
授賞式 2021年12月21日(火)20:00~
主催 一般社団法人 VRM コンソーシアム
実行委員長 大前広樹
審査員 ・丸山敬太
・軍地彩弓
・三木一馬
・藤ちょこ
・LAM
MC 吉田尚記
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