株式会社インフィニットループは、2024年7月9日から12日にかけて虎ノ門ヒルズビジネスタワーで開催されたMeta社主催の「Presence Platform Hackathon | japan 2024」で、インフィニットループのチーム「ILXR部」がGaming部門で優勝を獲得しました。このハッカソンは、Meta Questデバイスのための高度な没入型体験を構築することを目的としており、参加者には最新のMR技術やMeta Questの機能を活用したプロジェクトが求められました。
チーム「ILXR部」は後藤大宗さん、佐々木律さん、大澤弘基さん、福田英輝さんの4名から成り、彼らが制作したプロダクト『ROBOT PENGUIN ON THE ICE』は、バーチャルペットと一緒に楽しむ釣り体験をテーマとしています。このプロダクトには、以下の先進的な技術を活用しています。
- コロケーション：他のユーザーと同じ空間を共有し、一緒に釣りを楽しむことができます。
- 共有空間アンカー：釣りの際の位置情報を正確に共有することができます。
- コントローラトラッキング：釣り竿の操作をリアルに再現します。
- ハンドトラッキング：直感的な操作が可能です。
プレイヤーは、バーチャルペットのロボットペンギンと一緒に氷上で釣りを楽しむことができ、アクセサリーでペンギンを飾り付けることで個性を表現することも可能です。また、釣り場に穴を開けて魚を釣るというリアルな釣り体験を提供し、他のユーザーと共同で楽しむことができます。
審査では独自性、機能の優位性、品質要素の3点で高い評価を受け、審査員を魅了しました。特に評価されたポイントは以下の通りです。
- 独特のあるコンセプト：現在Questで利用できるものとは異なる新しいエクスペリエンスを提供し、バーチャルペットとのインタラクティブな体験が革新的と評価されました。
- 機能の優位性：MR技術とMeta Questの最新の機能をフルに活用し、他のプラットフォームでは実現できない独自の体験を提供しました。
- 品質要素：高品質なユーザーエクスペリエンスを実現し、Questデバイス上でスムーズかつ洗練された動作を保証しました。
審査員からは「ハッカソンとして完成度が高い」「ワォ！という新鮮さで掴みをとれた」「他チームもやってはいたが、しっかりマルチユースに挑戦した姿勢」「販売目的の完成品にするならコンセプトがどうなるか興味深い」といった好評価が寄せられました。同社は今後も、ユーザーに新たな体験を提供し続けることを目指し、さらなる進化を遂げていく方針です。