Palette Project 4thワンマンライブ『約束』のオフィシャルレポートを公開！

2021年より年に一度の恒例となったPalette Projectのワンマンライブ。1st『Sing with you!!』、2nd『Crossing for the Rainbow』、3rd『Stepping Prism』と、それぞれ異なるテーマでライブが行われてきた。4thとなる今回のテーマは『約束』。バーチャルアイドルとして活動する彼女たちがライブステージや配信活動を通して伝え続けてきた「皆さんの毎日が色とりどりにきらめくように、一緒に感動を積み重ねていけるような活動を続けていきます！」という“約束”。この想いを応援してくれているファンと改めて交わすような、そんな心あたたまる全22曲の物語が幕を開けた。

場内が暗転し、オープニング映像が流れる中、会場全体で7つのカウントダウンが響き渡り、暁月クララ・七海ロナ・常磐カナメ・藤宮コトハ・江波キョウカ・鬼多見アユム・香鳴ハノンの7人が舞台に姿を現した。まずは3rdワンマンライブの本編ラストを飾った楽曲『キミイロクロニクル』でステージの幕を開け、暁月クララによる「今日は全力で楽しみましょう！」の掛け声に会場は興奮の渦に包まれた。それぞれのメンバーカラーがあしらわれた羽根や蝶、リボンなど、一つ一つのアイテムやレースの細部までこだわりを感じる高貴さと可愛さを兼ね備えた新衣装をひらめかせながら、オープニングを華やかに彩った。

続いて、七海ロナと藤宮コトハによる王道アイドル系ユニット「RouteHeart（ルートハート）」がステージに姿を見せると、リズミカルに跳ねるサウンドと間奏で彩られた2人の名前とユニット名が入ったコールが印象的なアップナンバー『Dramatic Parade』で会場を魅了。きらびやかな幕開けの勢いそのままに、「RouteHeart」の1st single『ラブ・ラビリンス』と2nd single『トキメキ禁断症状』の2曲をキュートなダンスとともに続けて披露した。MCでは、2024年9月の『パレプロ感謝祭2024』DAY2から恒例となりつつある観客全員との"乾杯の儀"を執り行い、今回も2人の満足げな表情とともに会場は癒しの空間へと変わっていった。

藤宮コトハによるタイトルコールから、ウォーキングテンポが軽やかな『ココロステップ』を軽快に披露し、続く『願い星』での流れ落ちる流星の瞬きを思わせる美しいサビの転調と歌声が心に染み渡る。ラストには「RouteHeart」の前身となるアイドルユニット「Altimate!!（アルティメット!!）」の1st single『Re:Myself』を披露し、次に登場する「Sputrip（スプートリップ）」をステージに呼び込み、あたたかな拍手の中、2人はステージをあとにした。

「パレプロ最高ー！！」の掛け声とともに『Starry☆Melody』のイントロが流れ始めると、会場から大きな歓声が沸き起こった。きらきらとした王道アイドルソングのサウンドから始まり、曲の後半に差し掛かったところでサウンドが一転二転していく。エネルギッシュな高速ラップを操る香鳴ハノン、ドリーミーな甘々ラップを紡ぐ暁月クララ、侘び寂び感じるアンニュイラップを奏でる常磐カナメといった三者三様の自己紹介ラップの展開は中毒性抜群で、瞬く間に会場を「Sputrip」色に染め上げていく。その後もノンストップで『アイドライフライト』『Like A Night Cruising』『with your JOURNEY』『光の惑星』『トイ×トイ☆パーティー！』と立て続けに繰り出されるパフォーマンスに、観客たちは深く酔いしれていった。

シティポップユニットとして活動する「Sputrip」は、80年代のレトロな世界観を楽曲や歌詞に取り入れている。バーチャルという新しい文化とジャパニーズアイドルの“Kawaii”文化を融合させ、独自のシティポップサウンドを創り上げている。中でも3曲目に披露した『Like A Night Cruising』では、歌とダンスがシティポップ特有のシンプルで洗練されたトラックに溶け込むようなグルーヴ感を見せつけた。6曲を途切れることなく歌い踊り続ける体力はもちろん、楽曲ごとの世界観を解釈し、歌とダンス、表情を駆使して表現するそのパフォーマンスは、アイドルの枠を超越する圧巻のステージとなった。

「Sputrip」と観客からの呼びかけに応え、メタル系ユニット「REGALILIA（レガリリア）」の江波キョウカと鬼多見アユムが登場。元気いっぱいの自己紹介を済ませ、「Sputrip」との和やかな歓談を繰り広げた。鬼多見アユムの「お前ら拳をあげろー！」という雄叫びとともに、会場は赤と紫の閃光に染まり、熱狂の渦が巻き起こる。ハンドマイクを握り締め、ヘビーなサウンドに圧倒的な声量とキレのあるダンスを融合させた迫力のステージで『Demon Drivers』『快進劇』『Tiny Brave』を畳みかけた。

MCでは、今回のテーマ『約束』にちなみ、ライブ後に福岡県出身の鬼多見アユムの好物である“うどん”を楽しむという約束を観客と交わし、「ちゃんとSNSにうどん食べているところを投稿するんだぞ！」と江波キョウカが笑顔で声をかけると、会場はあたたかな笑いに包まれた。息の合った掛け合いもまた、「REGALILIA」の魅力を引き立てる重要な要素となっている。

「3曲連続フルスロットル！アクセル全開で行くけぇ！みんな着いてきんさいねー！」という江波キョウカの煽りに続き、「さあ堕ちていこう この地獄へ──」のフレーズとともに『MORAL』の世界が展開され、中音域から低音域へと歌の重心を堕とす表現が、観客の心を震わせた。続く『キライラ』では、激しいサウンドとは一線を画す切ない旋律と心に突き刺さる歌声が響き渡り、観客たちはその世界に引き込まれていく。ラスト『Einherjar』では、ヘビーなリフと壮大なサウンドが炸裂し、力強いシャウトと共鳴するように、観客たちは拳を突き上げ、熱い声援を送った。

観客たちの興奮が最高潮に達した瞬間、「Palette Project」7人が颯爽とステージに現れ、『Realize』を披露。DJサウンドの力強いビートと7人のエネルギッシュな歌声が融合し、フルメンバーならではの迫力あるステージを繰り広げた後、舞台は暗転し、ライブタイトルがスクリーンに浮かび上がった。

観客からの熱いアンコールに応えて再び登場した「Palette Project」は、これまでに7人が積み上げてきた軌跡とこれからの未来への希望や想いを表現した楽曲『ドリームインブルーム！』を披露。「まだまだ盛り上がっていけますか？大きな声聞かせてねー！」の呼びかけに観客たちは手拍子と声援で応え、一瞬にして会場は一体感に包まれた。全力でステージを駆け巡り、時折笑顔を交わしながら、観客とともにこの特別な瞬間を分かち合っている様子がとても印象的だった。7人の調和の取れた歌声とダンスが織りなすステージは、バーチャルアイドルグループの真髄そのものを体現していた。

ラストの曲を前に、会場の光が消え、ステージには7人のシルエットが浮かび上がった。会場が静まり返る中、暁月クララが観客へ感謝の気持ちを伝え、最後に「“約束”を胸に、自分を信じて。」と告げると、会場に溢れる盛大な拍手とともに、初披露となる『Own other side』のステージが始まった。

曲が流れ出すと、7人は言葉を掛け合い、まるで自分自身に問いかけているようなシーンが展開された。観客はその一言一言に耳を傾け、歌詞に込められた想いが伝わるたびに息を呑み、見守っていた。メンバーたちの表情や動きが、歌詞のメッセージを一層際立たせ、会場に満ちた感動が最後の瞬間まで続き、心に刻まれる素晴らしいフィナーレとなった。

＜セットリスト＞

1. キミイロクロニクル
2. Dramatic Parade
3. ラブ・ラビリンス
4. トキメキ禁断症状
5. ココロステップ
6. 願い星
7. Re:Myself
8. Starry☆Melody
9. アイドライフライト
10. Like A Night Cruising
11. with your JOURNEY
12. 光の惑星
13. トイ×トイ☆パーティー！
14. Demon Drivers
15. 快進劇
16. Tiny Brave
17. MORAL
18. キライラ
19. Einherjar
20. Realize
21. ドリームインブルーム！
22. Own other side

【アーカイブ視聴】

販売期間	販売中～ 2025年1月4日(土) 23:59まで
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2024年12月21日より、3週連続でPalette Projectの研究生3名がデビュー！

1人目となる「鎖乙女がぶ（さおとめがぶ）」は12月21日にデビュー配信を行い、残りの2名はそれぞれ、12月28日19時・1月4日19時にデビュー配信を予定しています。Palette Projectや研究生に関する最新情報は、Palette Project 公式Xからお知らせします。

▼ 2人目「彩音るか」
・ティザー公開：12月22日(日) 18時
・初配信：12月28日(土) 19時

▼ 3人目「？？？？」
・ティザー公開：12月29日(日) 18時
・初配信：1月4日(土) 19時