バーチャルアイドル「Palette Project(パレットプロジェクト)」が2024年8月31日・9月1日の2日間にわたり開催した『パレプロ感謝祭2024』のオフィシャルレポートが到着しました。
「色とりどりなストーリーを君と一緒に」をテーマに活動する7人組バーチャルアイドルユニット「Palette Project(通称:パレプロ)」が、2023年から開催しているイベント『パレプロ感謝祭』。本レポートでは、夏フェスをテーマに開催された「OPイベント&DJステージ」や、Palette Projectと3つの派生ユニットから構成された「ライブ」本編を中心に、イベント2日間の様子をお届けします。
DAY1 OPイベント&DJステージ
イベント初日の正午、秋葉原ラジオ会館の10階イベントスペースに設置された展示ブースがオープン。Palette Projectメンバーの直筆サインとメッセージが記入された等身大パネルが来場者を出迎えた。奥へ進むと、「AR撮影コーナー」や「メッセージコーナー」、4パターンのシチュエーションでアクスタを飾って撮影できる「フォトスポットコーナー」などが用意され、両日とも多くのファンが訪れた。
あたりが暗くなってきた頃、舞台は神田明神ホールへと移り、訪れた観客たちが次々に7色の光を灯し始める。BGMがフェードアウトし、「パレプロ感謝祭スタートです!」の掛け声とともに、Palette Projectのメンバーがステージに登場。イベントの開幕を心待ちにしていた観客から大きな歓声が上がった。
まずはOPイベントとして、研究生6名からPalette Projectのメンバーへの挑戦状として出題された、ファン参加型のクイズが行われた。Palette Projectにまつわる問題や、研究生ならではのユニークなクイズが全6問出題され、難易度の高さや引っ掛け要素に頭を悩ませながらも、終始和気あいあいとクイズを楽しんでいた。最後には観客と協力して1つの問題に取り組む場面も見られ、絆が深まったところで舞台は暗転し、初日を締めくくるイベント「DJステージ」がスタート。
EDMのサウンドが流れた途端、リズムに合わせて自然と手拍子が始まる。カウントダウンとともに会場のボルテージは一気に上昇。トップバッターを務める暁月クララが登場し、Palette Project 5th single『カラフル☆パンチライン』でスタートダッシュを切る。目まぐるしく展開するリズムとポップなワードに合わせて暁月クララが観客と一緒に合いの手を入れ、盛り上がりを加速させた。
その後も「江波キョウカ」「常磐カナメ」「七海ロナ」がDJを担当し、それぞれの思い思いの選曲でフロアを沸かせた。各セクションでシャッフルユニットによるライブパフォーマンスも披露され、息つく暇もないアッパーチューンの連続に、観客のボルテージは最高潮に達する。日頃から応援してくれているファンへの感謝を込めて、Palette Projectの前身であるアイドルグループ「Alt!!」の楽曲がステージ上で流れるなど、歴史を感じさせる粋な選曲も。
ラストを飾るPalette Project 6th single『ドリームインブルーム!』では、メンバー全員がステージに集結し、盛大な花火をバックに『パレプロ感謝祭2024』初日が締めくくられた。
DAY2 ライブステージ
イベント最終日、神田明神ホールではファンミーティングからスタートし、ファンもメンバーもオフラインイベントならではの近い距離感での交流を存分に楽しんでいる様子が見受けられた。
会場が盛り上がってきたところで、いよいよライブパートがスタート。オープニング映像が始まると、会場からは自然と手拍子が沸き起こり、メンバーひとりひとりの名前が映し出されるたびに観客は抑えていた感情を爆発させるかのように大きな歓声を上げた。7秒のカウントダウンの後、新曲『Realize』でライブがスタート。鬼多見アユムの優しくエモーショナルな歌声で幕が開け、観客を惹き込んでいく。間奏ではアタック音が散りばめられたEDMサウンドに乗ってキレのあるダンスを披露し、観客を大いに沸かせた。
自己紹介のMCをはさみ、「夏といえばこの曲だよね!」の掛け声から『夏ゆきトキメキHigh Tension!』へ。AメロからBメロと徐々にサウンドが盛り上がっていき、サビでマイナーチェンジされる爽やかでありながらもどこかノスタルジックさも感じられるメロディが秀逸な楽曲だ。愛らしさとエネルギッシュさを兼ね備えたパフォーマンスで、会場の熱気をさらに高めた。
Palette Projectが2曲を披露した後、宇宙の惑星を彷彿とさせるコサージュや、ネオンカラーのリングが印象的な衣装を身にまとい、シティポップユニット「Sputrip」が登場。『Starry☆Melody』から始まり、『Breeze in the Sun』『Dreamin' Train♡』『トイ×トイ☆パーティー!』と、ユニットの魅力を存分に発揮する4曲を披露した。暁月クララの天性の萌えボイス、香鳴ハノンの可愛らしさとメリハリが効いた歌声、常磐カナメの息遣いの効いた癒しの歌声が心地よく重なり合う唯一無二のハーモニーと、息の合ったキュートなダンスパフォーマンスで観客を魅了した。
続いてメタル系ユニット「REGALILIA」が登場すると、大歓声が2人を迎え入れた。江波キョウカの『快進劇』の曲振りから強烈なギターリフが鳴り響き、会場はロックフェスへと変貌。鼓動の速度を支配するかのごとく凄まじく放たれるキック音を感じながら、キレキレのダンスを披露する江波キョウカと鬼多見アユム。「敵が自分自身でも 挑め限界を超えて」の歌詞に感情を乗せ、拳を高くゆっくりと強く気高く上げていく。気迫のこもったパフォーマンスを披露し、観客を魅了した。続けて『エンリの花』『Close to You』を歌唱し、人気ボカロP「鬱P」作詞作曲によるREGALILIA 9th single『Einherjar』では、絶望から希望への移り変わりを歌とダンスのパフォーマンスで表現。最後には観客と共に拳を突き上げ、会場にはシンガロングの声が響き渡り、ひときわ大きな熱狂が生まれた。
王道アイドル系ユニット「RouteHeart」が登場し、『トキメキ禁断症状』と『ラブ・ラビリンス』を続けて披露。上がった心拍数を優しく甘く包み込んでくれるような感覚を覚え、観客は2人の世界観にどんどんと惹き込まれていく。藤宮コトハのまろやかで優しい歌声と、七海ロナのクールさを残しつつも語尾を優しく揺らすビブラートが印象的な歌声は耳馴染みが良く、その心地よさが癖になる。MCでは、七海ロナが「まだまだ盛り上がりましょう!かんぱーい!」とお水を手に乾杯の音頭をとるシーンも「みんな付き合ってくれてありがとう!」と満足げに可愛く感謝を伝え、和やかなムードの中、ラストは『ココロステップ』と『Summer is Over』の2曲を披露。指先まで「可愛い」を追求した2人のパフォーマンスからは、これまでのアイドル活動の集大成を感じられた。
ラストには、Palette Projectの7人全員が再びステージに登場し、今年リリースされたばかりのキュートな王道アイドルソング、Palette Project 9th single『Sweet♡Heart☆Palette♪』を披露。メンバー全員から伝わってくる歌とダンスが好きな気持ちや、アイドル活動そのものに誇りを持っていることが、視覚や聴覚を通してひしひしと感じ取ることができ、「バーチャルアイドル」の真髄を体現するようなステージとなった。
MCでは、4thワンマンライブの開催発表やファンへの感謝の言葉が述べられ、「パレプロ最高ーーー!」の掛け声とともにイベントは幕を閉じた。
<セットリスト>
- Realize
- 夏ゆきトキメキHigh Tension!
- Starry☆Melody
- Breeze in the Sun
- Dreamin'Train♡
- トイ×トイ☆パーティー!
- 快進劇
- エンリの花
- Close to You
- Einherjar
- トキメキ禁断症状
- ラブ・ラビリンス
- ココロステップ
- Summer is Over
- Sweet♡Heart☆Palette♪
10th single『Realize』楽曲配信中!
10th single『Realize』MV URL:Palette Project Channel
作詞作編曲:DJ CAD
楽曲配信:Realize by Palette Project
Palette Project 4th ワンマンライブ開催決定!
タイトル:Palette Project 4th ワンマンライブ『約束』
日程:2024年12月14日(土)
場所:シティホール&ギャラリー五反田
最新情報は、Palette Project 公式Xをご確認ください。
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Palette Project、『パレプロ感謝祭2024』を神田明神ホールにて開催!