株式会社電通グループ、Roblox Corporation、文化服装学院は、ゲームと制作のための没入型プラットフォーム「Roblox」を活用した国内初の「デジタルファッションプログラム」を開講します。本プログラムは、デジタルファッション市場での将来のキャリアに必要なスキル学習を目的としており、2024年4月に文化服装学院が新設した「バーチャルファッションコース」の後期授業として提供されます。
授業では、学生がRoblox上でのデジタルファッション制作のプロセスを総合的に学び、デジタルファッションデザインの職業に就くためのスキルを習得します。また、GeekOut株式会社の協力のもと、実践的なカリキュラムが提供されます。デジタルファッション制作に加え、物理的なファッション制作も並行して行い、2025年2月の卒業制作発表会で成果を発表する予定です。
この取り組みは、2023年にRoblox社がパーソンズ美術大学(在米国NY市)と開始したデジタルファッションコースに続く第2弾の試みであり、日本では初めてRoblox社が公式に支援するプログラムです。
電通グループとRoblox社は2023年6月にグローバルパートナーシップ(Roblox Partner Program)を締結しており、電通は国内外でのRobloxの総合的なコンテンツ開発と運用支援を推進しています。本プログラムは、電通が発表した「House of Creators」プロジェクトの一環として、プロジェクトパートナーであるRoblox社の公式サポートを受け、次世代のデジタルファッションデザイナーを育成することを目指しています。
Robloxのファッション、ラグジュアリー、小売りパートナーシップ責任者 Winnie Burke(ウィニー・バーク)のコメント
「Robloxのようなクリエイティブな没入型空間に親しんで育った世代にとって、デジタルアイデンティティや、アバターが身につける服やアクセサリーを通じて自己表現するという概念は、既に慣れ親しんだものであり、活力を与えてくれる考え方です。直近10年でRoblox上のデジタルファッションが急速に成長し、今では世界的に有名なファッションブランドから新進気鋭のデザイナーまで、誰もが自分の作品を求めるユーザー層を見つけることができるようになったのは素晴らしいことです。今回の文化服装学院、電通との提携により、日本から新しい世代のデザイナーが誕生することを期待すると共に、本プログラムに参加する学生たちが生み出す独創的なデザインを見ることを楽しみにしています」
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参考:プレスリリース