AR VR VTuber(動画配信者)

スマートグラスで"推しのVTuberが目の前に"!XR×ミリ波で実現した「凪乃ましろ 3Dトークライブ」体験レポート

スマートグラスで"推しのVTuberが目の前に"!XR×ミリ波で実現した「凪乃ましろ 3Dトークライブ」体験レポート

2026年3月17日、次世代XR体験イベント「mmWAVE DE VTuber Presented by KDDI ×Mawari 〜VTuber凪乃ましろスペシャル3Dトークライブ」のメディア向け体験会がesports Style UENOで開催された。この記事では、実際にスマートグラスを装着し、VTuber・凪乃ましろさんによる3Dトークライブを体験。その様子とともに、プロジェクトの詳細についてレポートする。

「mmWAVE DE VTuber〜凪乃ましろ スペシャル3Dトークライブ」体験レポート

「mmWAVE DE VTuber〜凪乃ましろ スペシャル3Dトークライブ」メディア体験会

本イベントは、スマートグラスを通じて等身大アバターと同じ空間を共有し、リアルタイムで双方向コミュニケーションを楽しめる3Dトークライブ。前半のプロジェクト説明を経て、後半ではVTuber・凪乃ましろさんが登場する体験セッションの2部構成となっている。また、KDDI株式会社と株式会社Mawariの技術と知見を結集したプロジェクトでもあり、等身大VTuberと同じ空間にいるかのような没入体験を実現するため、企画協力として株式会社Brave groupも参加した。

 KDDIの5Gミリ波×Mawariの「ARAWA」で多人数同時XR体験を実現

XR×5Gミリ波による新しい体験について

「mmWAVE DE VTuber Presented by KDDI ×Mawari 〜VTuber凪乃ましろスペシャル3Dトークライブ」の技術ポイント

KDDI社が提供する「5Gミリ波」の技術について

技術説明セッションでは、KDDI株式会社および株式会社Mawariから今回の取り組みや技術的なポイントについて説明が行われた。本プロジェクトでは、遠隔スタジオにいるVTuberの映像がクラウドサーバーを経由してリアルタイムで配信され、会場では等身大の3DアバターとしてAR空間に出現する。複数人が同時にARグラスを装着・接続し、同じ空間で同一の映像を共有できる「多人数同時XR体験」が最大の特徴となっている。

また従来のXRイベントには、「高精細3Dによるデバイス負荷」「通信遅延による体験品質の低下」「同時接続人数の制限」といった課題があった。KDDI社が提供する「5Gミリ波」に加え、Mawari社の分散型3D配信プラットフォーム「ARAWA」による大容量・低負荷・超低遅延・高精細レンダリングを組み合わせることで、これらの課題を解決したという。その結果、デバイス側の負荷を最小限に抑えつつ、等身大のVTuberの繊細な表情や動きを遅延なく再現することが可能となった。

Mawari社の分散型3D配信プラットフォーム「ARAWA」について

「ARAWA」では見るだけでなく、クリエイターが作る・稼ぐこともできる

「ARAWA」の機能その1(作る)

「ARAWA」の機能その2(見る)

blank

「ARAWA」の機能その3(稼ぐ)

XREALをかけると推しが目の前に!3Dトークライブを初体験

スマートグラス「XREAL Air 2 Ultra」を初体験

体験セッションでは、実際に3Dトークライブを体験した。イベントでは、凪乃ましろさんと進行役を務める声優・香坂侑さんとのトークも実施され、会場全体が和やかな雰囲気に包まれていた。

使用したデバイスは、XREAL社が提供するスマートグラス「XREAL Air 2 Ultra」とau 5Gミリ波対応スマートフォン「Samsung Galaxy S25 Ultra」。スタッフの案内のもとXREALを装着すると、それまで何もなかった現実世界のステージに、等身大の凪乃ましろさんが目の前に登場した。まるでその場に存在しているかのような感覚に、つい思わず「あ、いる」と声が出てしまった。

XREAL Air 2 Ultraに映る「凪乃ましろ スペシャル3Dトークライブ」のイベント模様

「XREAL Air 2 Ultra」を実際に使用するのは今回が初めてだが、印象的だったのはその軽さと装着感。サングラスに近いフォルムで装着時の違和感はほとんどなく、体験中はステージに近づいたり周囲を回り込んだりと、空間内を自由な視点で歩き回りながらVTuberや他の参加者とのリアルな距離感を実感できた。これにより「その場に存在している感覚」をより強く感じることができ、固定視点による従来のXR体験とは一線を画すものだった。参加者自身が空間内で自由に動けるからこそ生まれる没入感とインタラクションは、リアルイベントに近い体験を実現する重要な要素といえるだろう。

また3Dトークライブでは、参加者20名がスマートグラスを同時に装着し同じ空間を共有したが、体験中の映像や音声のズレはほぼ感じられず、リアルタイムで進行する双方向コミュニケーションもスムーズだった。実際に凪乃ましろさんと視線が合うように感じられる場面もあり、従来のスクリーン越しの映像配信とは異なる「そこにいる」という実感はスマートグラスならではの体験だと感じた。

「凪乃ましろ スペシャル3Dトークライブ」参加者20名による同時接続

XR活用で広がる“次世代エンタメ体験”の可能性

今回の取材を通じて、スマートグラスを活用した多人数同時XR体験は、エンターテインメント分野に新たな可能性をもたらすと実感した。現実空間とデジタルコンテンツを融合させたこの技術は、VTuberのトークライブをはじめ、ファンがアーティストとの距離を感じられる体験型イベントとの相性が非常に高い。将来的には、日常のエンターテインメントに自然に溶け込む日もそう遠くはないだろう。

今後は先端通信インフラの活用により、同時接続数のさらなる拡大も見込まれる。商業施設やテーマパークでの常設展開、IPを活用した新たなイベントなど、さまざまな分野へのXR体験の広がりを引き続き注目していきたい。


取材・撮影:真貝

  • この記事を書いた人
blank

VRさんぽ編集部

VRさんぽ編集部です。旅行やVR、AR、VTuberなど幅広く配信中!

-AR, VR, VTuber(動画配信者)
-, , ,