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GoogleのAIチャット「Bard」が登場!β版を早速お試し

GoogleのAIチャット「Bard」が登場!β版を早速お試し

Bard公式サイトより

Google社のAIチャットサービス「Bard(バード)」が、ついに日本でもβ版の提供を開始しました。最近話題の「ChatGPT」と何が違うのか、実際に試し比較してみました。

AIチャット「Bard」とは?

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Google社が開発したAIチャットサービス「Bard(バード)」。大規模言語モデル「LaMDA」を搭載し、オンラインチャット形式でユーザーの質問にAIが回答します。日本でのβ版提供は、2023年4月18日より開始しました。

始め方(β版の登録方法)

  1. Bard公式サイト」より『順番待ちリスト参加(Join waitlist)』に申請する
  2. Googleアカウントにログイン後、ポリシー規約に同意し登録完了の連絡を待つ
  3. 完了のメール通知後、Bard公式サイトよりログインすれば使用できるようになります

 

実際にBardを使ってみた

GoogleのAIチャット「Bard(バード)」画面

それでは、実際に使っていきます。Bardの使い方は、ChatGPTと同じくチャット欄に質問内容を入力し送信するだけでAIが回答してくれます。質問方法は『テキスト入力』か『音声入力』の2種類です。まだ日本語に対応していないので、今回は英語で質問をしていく。Google翻訳で変換し、Chromeの翻訳機能を使います。

Bardの回答例

サンプルとして「日本の人気観光スポットを教えてください」と質問をしてみました。AIの回答は上記の通りです。ChatGPTと異なる点は、長文でも一瞬で回答が表示される点です。同じ質問で全文が表示されるまでのスピードを比較した場合”ChatGPTが約30秒でBardが約8秒”という結果になりました。AIの回答が長文になるほど、Bardの方がはやいと体感できます。

Bardの回答候補(ドラフト)

さらに1度の質問に対して、AIが3つの回答候補を提示してくれるのも優秀です。確認方法は「View other drafts(他のドラフトを見る)」をクリックすると選択肢が表示されます。またAIが参考にしたソース元や関連トピックも表示されます。

Bardのソース表示や関連トピック

最後に競合サービスである「ChatGPTとの違い」について直接質問してみました。

ChatGPT と私はどちらも大きな言語モデルですが、重要な違いがいくつかあります。

  • ChatGPT は 2021 年までのテキストのデータセットでトレーニングされているのに対し、私は常に更新されているテキストとコードのデータセットでトレーニングを受けています。これは、より新しい情報にアクセスして、より最新の情報を提供できることを意味します。あなたの質問への答え。
  • また、私は Google 検索とも統合されています。つまり、Google 検索を通じて現実世界の情報にアクセスして処理し、検索結果と一貫した応答を保つことができます。
  • 私はより有益で包括的なものになるように設計されていますが、ChatGPT はクリエイティブなテキスト形式の生成に重点を置いています。

最終的に、最適な言語モデルは特定のニーズによって異なります。最新の情報と包括的な回答が必要な場合は、私が最適です。クリエイティブなテキスト形式を生成できる言語モデルが必要な場合は、ChatGPT が最適です。

今後、Bardにも画像生成などの追加機能が実装されるかもしれません。正式版を楽しみに待ちましょう。

まとめ

・まだ日本語は未対応だが、翻訳機能を使えば大体使える
・ChatGPTより長文の回答がはやい(一瞬で表示される)
・1回の質問で3つの回答候補を教えてくれる(便利)
・ソース元や関連トピックも教えてくれる

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